周年イベントの作り方
周年イベントは5年、10年の会社の節目で従業員と会社、社会と会社の関係を見直して、次の時代へ社員全員で再出発するためのイベントです。企業の現在、過去、未来という視点と一体感というキーワードでイベント内容を作っていきます。
過去をみる
会社の歴史を振り返り、過去に起こった事実やエピソードなどを取り上げて会社の物語を作り共有します。その物語の中には成功、失敗のエピソードや会社を興した創業者の動機や時代背景、理念など多くの物語を通じて共有すべきことがたくさんあります。改めて今の会社を作ってきた先輩を尊敬して感謝します。イベントでは社史ムービーを作成し、勤続永年表彰などを取り入れてイベント化していきます。
現在をみる
今の会社を全社員で共有します。今どんな仲間が働いているのか、頑張っているのか社員間の相互理解を促し、会社全体の理解を図ります。また会社に対する従業員の思いをアンケートを通じて意識調査して、イベントの中で今の会社がどのように社員に捉えられているかを教諭します。そのために周年イベント当日だけではなく事前の社内報などを制作して様々な人、出来事をイベント当日だけでは紹介しきれない部分を取り扱っていきます。
未来をみる
今後の会社の将来像を描きます。経営者が描いている将来像をビジョンにして伝えるほか、今働いている社員が見る将来も取り入れて「わたしたちが目指す世界」「世の中にどのようにあるべきか」などを示していきます。周年ロゴを制作してその思いをかたちに込めたり、将来像を示すムービーを制作したり、社員から寄せられた新規事業アイデアコンテストなどを行ったり、スローガンを作ったりとイベントのコンテンツ化するネタは社内の中に多くあります。
一体感
周年イベントでは、参加者を巻き込んでイベントを盛り上げる演出が必要です。コンテンツは社員の方々が参加する工夫を凝らして部署対抗の出し物、楽しいクイズをイベントに盛り込んで、有名タレントが司会進行を行い、非日常感を味わいます。普段は顔を合わせる機会の少ない同僚達と交流をはかることにより、参加者同士に一体感が生まれてきます。互いの共通点を見つけながらコミュニケーションを活性化させていくことで生まれた深い絆は、今後会社を支える大きな財産となるでしょう。
周年イベントチェックリスト
周年イベントには社外向け、社内向けがございますのでイベントを企画するうえでのチェックリストをご確認ください。
≪社外向け≫
□会場アクセスが良い
□お客様を招待する会場のグレード感が高い
□お客様の出席しやすい日程、時間
□参加したくなるコンテンツ
□営業機会として利用
≪社内向け≫
□社員の声が反映されている
□事前に社員間で話題になる仕掛け
□非日常感の演出
□会社の現在、過去、未来の共有
□一体感を感じる
当日までのスケジュール
周年記念日を機に会社の現在、過去、未来を棚卸して次の世代を社員全員で作っていくイベントになるように事前の準備期間に多くの社員の方を巻き込みましょう。